幸福論
□prologue
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prologue
A genius of the tennis appears!
She obtained glory again!
This beauty and strength!
She is the genius whom anyone recognizes.
天才リリィ。
それが私のひとつの名前。
私は天才なんかじゃない。
たくさん練習もするし、試合の前はすごく緊張する。
試合中に飛んでくる心無い野次に、負けそうになることだってある。
だけどテニスが好きだから、ここまで頑張ってこれた。
でも――。
もう、限界。
ねえ、本当のワタシは何処?
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